秋田県障害者社会参加推進センター
センター設置の目的
障害の有無にかかわらず、誰もが家庭や地域で明るく暮らせる社会づくりに向けて、障害者自らによる諸種の社会参加促進施策を実施し、地域における自立生活と社会参加を推進することを目的として、秋田県障害者社会参加推進センターが秋田県身体障害者福祉協会内に設置されています。
センターが実施している事業
秋田県障害者社会参加推進センターでは、身体障害者、知的障害者及び精神障害者共通の事業をはじめ、人材育成のための研修等を実施することにより、障害者の社会参加の促進と障害者福祉の一層の充実を目指し、主に次の各種事業を実施しています。
障害者110番(専門相談機関設置事業)
障害者の権利擁護にかかる相談に対応するため相談窓口を常設し、内容に応じて弁護士等による相談チームを編成し専門相談を行うほか、必要に応じて専門機関に依頼することにより、障害者が抱える問題を解決し、福祉の増進を図ります。
サービス管理責任者等研修事業
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の適切かつ円滑な運営に資するため、サービスや支援の質の確保に必要な知識、技能を有するサービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者の養成を図ることを目的に開催しています。
小中学校向け障害理解教室(小中学生を対象とした出前講座や体験教室等の実施)
障害のある方などが講師として県内の小中学校に出向いて講話や障害疑似体験などを行うことで、児童・生徒と障害者の交流を図るとともに、障害及び障害者への理解を深め、心のバリアフリーの推進につなげることを目的として、小中学生を対象とした出前講座や体験教室等を行う「小中学校向け障害理解教室」を2019年から実施しています。
秋田県障害者芸術文化活動支援センター
心いきいき芸術・文化祭
障害者の芸術・文化活動への参加を通して、本人のいきがいや自信を創出し、自立と社会参加を促進するとともに障害に対する県民の理解と認識を深めることを目的に、障害者週間の関連行事として2001年から開催しています。
秋田県障害者芸術福祉展
秋田県障害者芸術福祉展は、障害者の芸術活動の発表の場として、自ら制作した作品を展示紹介する作品展です。
この作品展は、県民の障害者への理解と認識を深めるとともに、自立意識の高揚と社会活動への積極的な参加を促進することを目的に1966年に身体障害者福祉展としてスタート、1985年に知的障害児者部門、1997年には精神障害者部門がそれぞれ加わり、2001年からは心いきいき芸術・文化祭のイベントとして実施し現在に至っています。
2010年には「さわれる彫刻作品」や「審査員の作品」など一般作品の展示を開始したほか、2016年からは、12月の障害者週間にあわせて優秀作品を県庁内に展示するとともに、2020年からは「WEB秋田県障害者芸術福祉展」としてバーチャルツアー形式によりインターネット上で公開しています。
WEB秋田県障害者芸術福祉展
秋田県障害者芸術福祉展に展示した作品のうち、フリースタイル部門(制作キットや既製品を組み立てた作品や、パズル、キャラクターを模写した作品など)を除き、ご本人の同意を得た作品を、令和2年度からバーチャルツアー形式で掲載しています。
これにより、現在の社会状況などによって会場に来ることが出来なかった方など、多くの皆様にWEB上でご覧いただくとともに、繰り返し鑑賞することができるようにしました。
バーチャルツアーで展示会場内の雰囲気を感じながら、県内の障害のある方々が丹精を込めて制作した芸術作品を鑑賞いただくことで、障害のある方々のアートの魅力と素晴らしさを知っていただければと思います。
障害者の芸術文化活動の相談
電話相談、メールフォームなどで障害者の芸術文化活動での困りごとの相談を受け付けます。
ワークショップ・支援者の研修
ワークショップや支援者の研修などで、障害者の芸術文化活動を支援します。
秋田県身体障害者福祉大会
身体障害者が自らその障害を克服し、自立と社会参加に努めるとともに、ノーマライゼーションの理念のもと、生活の安定と福祉の向上を実現させるには、県民の理解と積極的な協力が必要である。そのため、身体障害者及び関係者が一堂に会して秋田県身体障害者福祉大会を開催し、障害者福祉への県民意識の高揚を図るとともに、併せて功労者の表彰を行うことにより、本県における身体障害者福祉の向上と住みよい地域社会づくりに寄与するものとする。
軽スポーツ・レクリエーション大会
障害の程度や年齢に関係なく、仲間と気軽に楽しく参加できる軽スポーツレクリエーション大会を実施することにより、障害を持つ方々の社会参加と健康維持増進や、地域活動の活性化に資することを目的とします。
協 力
障害者による書道写真全国コンテスト
「障害者による書道・写真全国コンテスト」は、障害者の完全参加と平等をスローガンとした1981年の国際障害者年を記念して、1984年に東京都新宿区戸山町に設置された全国障害者総合福祉センター「戸山サンライズ」が実施しているコンテストです。
障害をもつ方々の文化・芸術活動の促進と技術の向上、またそれらの活動を通した積極的な自己実現と社会参加の促進を目的に1986年から行われており、秋田県在住の方々の募集取りまとめ等を当センターが行っています。
主催
公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会
実施
全国障害者総合福祉センター「戸山サンライズ」
協力
各都道府県・指定都市障害保健福祉関係主管課
各都道府県・指定都市応募取りまとめ等協力機関
一般財団法人毎日書道会
終了した事業
友活交流会
秋田心いきいきアート展
第64回 日本身体障害者福祉大会 あきた大会