1頁 身障秋田 2026 令和8年1月発行 発行人 社会福祉法人 秋田県身体障害者福祉協会 会長 伊 藤 英 紀 秋田市旭北栄町1番5号 TEL(018)864−2780 この会報はホームページでもご覧いただけます。 写真:第24回全国障害者スポーツ大会(わたSHIGA輝く障スポ2025)のボッチャ競技に秋田県代表で参加した秋田ワークセンター藤井信明さん(前列左)石山久美子さん(前列右) 2頁 令和8年を迎えて 社会福祉法人 秋田県身体障害者福祉協会 会長 伊 藤 英 紀  新年あけましておめでとうございます。  昨年は、県内各地での熊の出没や連日報道された特殊詐欺など、心配の尽きない一年でした。熊や特殊詐欺については、県身体障害者相談員研修でも取り上げてきましたので、皆様も注意を払いながら過ごされてきたことと思います。また、水害が相次ぐなど、異常気象の脅威にも不安を感じたのではないでしょうか。  しかしながら、悪いことばかりではありません。被災時の対策やBCP?(事業継続計画)の実施、障害者支援施設間の連携など、障害者の安全安心につながる取り組みも数多く見られました。  また、昨年滋賀県で開催された全国障害者スポーツ大会のボッチャ競技では、秋田ワークセンターの利用者様2名が2年連続で見事銀メダルを獲得されました。心から嬉しく思います。今年の大会は隣の青森県で開催されますので、県選手団のメダル獲得に向けて強力にサポートしたいと思います。  障害者の創作活動の分野においては、秋田県障害者芸術文化活動支援センターを立ち上げ、各種事業を展開しております。昨年の9月22日から「秋田市にぎわい交流館AU」にて「第25回心いきいき芸術・文化祭」を、9月19日から「秋田県立美術館 県民ギャラリー」にて「令和7年度秋田県障害者芸術福祉展」を開催し、多くの方々がご来場くださいました。  これらの事業には、北海道・東北ブロックの障害者芸術文化活動支援センターGently?(ジェントリー)様にもご協力いただき、特別展やトークイベントを合同開催したところです。2月23日には秋田市新屋のNPO法人「アートリンクうちのあかり」様による芸術活動を支援する人材を育成をするための研修会やワークショップを企画していますので、皆様どうぞご参加ください。  また、昨年10月23日には「あきた芸術劇場ミルハス」において「第43回秋田県身体障害者福祉大会」を開催し、県内各地から多くの皆様のご参加のもと、盛況のうちに終えることができました。心より感謝申し上げます。今年も会場で皆様とお会いできることを楽しみにしております。  今年は午年です。そして60年に一度の「丙午」の年です。「丙」も「午」も、「火」の性質を持っていますので、強力なエネルギーに満ち溢れるとされています。当協会を取り巻く課題は山積しておりますが、このエネルギーを前進の原動力にして、障害者本位を貫き、情熱と行動力をもって、挑戦する一年となるよう努めてまいります。  市町村協会の皆様におかれましては、団体運営に多くの課題を抱えておられますが、県協会としましては、新規会員の確保につながる魅力ある事業に積極的に取り組み、市町村協会を下支えしてまいりたいと考えております。  本年も引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 鈴木健太知事に新年のあいさつをする県協会の伊藤会長(中央)と中川副会長(左) 3頁 「第43回秋田県身体障害者福祉大会」を開催しました。  令和7年10月23日(木)に標記大会をあきた芸術劇場ミルハスにおいて開催しました。  表彰式では、身体の障害を克服し自立された方々並びに長年にわたって身体障害者団体の育成に貢献された方々14名に対して、神部秀行副知事と伊藤英紀会長から表彰状が授与されました。  また、今大会のアトラクションでは、当協会の評議員がメンバーとして活動している「横手マンドリンクラブ」に演奏していただきました。約250人の来場者は、繊細かつ優美な音色に最後まで聞き入り、演奏の終了と同時にホール全体が鳴りやまぬ拍手に包まれました。 横手マンドリンクラブの演奏の様子 受 賞 者 (敬称略) 秋田県知事表彰 ◎自立更生者(4名)  潟上市     佐々木 智 惠  にかほ市    今 野 三 芳  にかほ市    須 藤 アサ子  三種町     川 村   彰 ◎団体育成功労者(2名)  横手市     佐々木   繁  北秋田市    武 石 嘉一郎 日本身体障害者団体連合会会長表彰 八峰町身体障害者協会会長          佐々木   肇 秋田県身体障害者福祉協会会長表彰 ◎自立更生功労者(5名)  横手市     本 庄 養 一  横手市     佐 藤 房 子  横手市     佐々木 信 子  潟上市     畠 山 京 子  北秋田市    嘉 成 イ マ ◎団体育成功労者(2名)  北秋田市    簾 内 照 光  羽後町     中 川 文 子 4頁 『秋田県障害者芸術文化活動支援センター』がスタートしました。  2025年5月に設置された秋田県障害者芸術文化活動支援センターでは、県内の障害者による芸術文化活動への支援を行い、社会参加の促進に取り組んでいます。  主な事業として、相談窓口を設置しての相談支援を始め、研修やワークショップの実施、障害者の作品や表現活動の発表の場としての「心いきいき芸術・文化祭」を開催しています。  このほか、県内各地での作品展の企画や、関係者とのネットワークの構築など、障害者の芸術文化活動の活性化に向けた取組を進めていきます。 障害者の芸術文化活動に関する相談について  当センターでは、障害のある方々が芸術・文化活動を行うにあたっての様々な疑問等について随時受け付けており、内容によっては専門的な知識を持つアドバイザーが対応します。電話・FAX・ホームページからのお問合せフォームにて、どうぞお気軽にご相談ください。 ご相談内容の例 ■創作や発表について ・創作活動について技術的な支援を受けたい ・展覧会への出展など創作活動の成果を発表したい ■作品に関する権利や取り扱いについて ・作品を販売したい ・作品についての権利を保護したい ・作品の写真・映像など二次利用したい ■その他について ・関係団体や専門家、研修講師を紹介して欲しい ・展覧会や作品発表の場を企画・開催したい 相談の総合窓口及びご利用の流れ 秋田県障害者芸術文化活動支援センター(秋田県身体障害者福祉協会内)  平日9時〜16時  電 話:018−864−2780  FAX:018−864−2781  〒010−0922  秋田県秋田市旭北栄町1−5  秋田県社会福祉会館1階  なお、内容によっては専門アドバイザーがいる「あきたアート相談室」につなぎ、同相談室が相談者へのアドバイス等を行います。また、専門性の高い相談については、直接「あきたアート相談室」 へ相談されても構いま せん。  平日13時〜16時  電話:090−5641−6974 県内の芸術文化活動紹介コーナー〜大館地区〜  大館市地域活動支援センターでは、地域で生活する障害者の創作活動を支援する講座を企画・運営しており、参加者数人で作成した紙細工を展示しています。  また、とっと工房前田野事業所では、生活介護事業の中で様々な創作活動を行っています。特にシールアートにおいては集中して丁寧に貼っており、素晴らしい作品に仕上がっています。 大館市地域活動支援センターの作品 とっと工房前田野事業所の作品@ とっと工房前田野事業所の作品A とっと工房前田野事業所の作品制作風景 5頁 「第25回心いきいき芸術・文化祭」を開催しました。  9月22日から23日までの2日間「第25回心いきいき芸術・文化祭」を「にぎわい交流館AU」で、「秋田県障害者芸術福祉展」は「秋田県立美術館 県民ギャラリー」で行い、全県から325作品が出品され、5日間で延べ1,532人の方々が鑑賞されました。  また、「みんなのパフォーマンスステージ」には5団体が出演し、北海道から特別出演した「スマイリーだいちゃん」は、エレクトーンやショルダーキーボードを使ったパワフルな演奏を繰り広げ、会場を盛り上げました。  屋外のなかいち広場では、「いきいきマルシェ」を開催しました。天候にも恵まれ、会場は多くの来場者でにぎわいました。「にぎわい交流館AU」内では、点字体験やeスポーツ体験会、アイコサポート(プライムアシスタンス)の体験、レーザ網膜投影ビューファインダー「RETISSA?NEOVIEWER」の体験、クイズラリーなど、様々な企画に多くの方々にご参加いただきました。  また、特別企画として北海道・北東北ブロック?アール・ブリュット推進センターGently様のご協力により、トークイベント「世界が注目!やまなみ工房に聞く、表現のちから」や、北海道・北東北ブロック合同展「ほにゃららなひと」を同時開催しました。  開催にあたりご協力いただきました実行委員の皆様を始め、関係団体や事業所の皆様に厚く御礼申し上げます。 第25回心いきいき芸術・文化祭表彰等 ◎「テーマ」採用認定書授与 金子 順子?様 ◎「ポスターデザイン」最優秀賞表彰 秋田公立美術大学附属高等学院 牧野  絢?様 ★ホームページでも作品展が見られます。  令和7年度WEB秋田県障害者芸術福祉展(バーチャルツアー形式)として、当協会ホームページにて公開中です。  会場に来られなかった人も、もう一度じっくりと見たい方も、是非アクセスしてみてください。次のQRコードからスマートフォンでもご覧いただけます。 いきいきマルシェの様子 みんなのパフォーマンスステージでの「スマイリーだいちゃん」の演奏 6頁 「令和7年度秋田県障害者芸術福祉展」を開催しました。  県内各地から325作品の応募があり、審査の結果、27作品が秋田県知事賞などの優秀作品として選ばれました。受賞された皆様、おめでとうございました。 【二席 秋田県障害者芸術文化活動支援センター長賞】渡辺?誠喜 絵画「心ぬぐだまる秋田」 【一席 秋田県知事賞】石山?清温 絵画「大仙・川を渡るぼんでん」 【三席 優秀賞】 小沼?伸二 絵画「竹林」 石田?和敬 写真「雪国の娘」 S.S 工芸「大相撲」 播磨谷?千寿 陶芸「鏡餅」 小野?千寿子 書道「赤い風船」 令和7年度 秋田県障害者芸術福祉展受賞者 (敬称略) 【一席 秋田県知事賞】 石 山 清 温  絵画「大仙・川を渡るぼんでん」 【二席 秋田県障害者芸術文化活動支援 センター長賞】 渡 辺 誠 喜  絵画「心ぬぐだまる秋田」 【三席 優秀賞】 小 沼 伸 二  絵画「竹林」 小 野 千寿子  書道「赤い風船」 S.S  工芸「大相撲」 石 田 和 敬  写真「雪国の娘」 播磨谷 千 寿  陶芸「鏡餅」 【審査員特別賞】 藤 島 喜美子  絵画「ぜいたく」 石 井  絵画「しまうま」 池 田 友 弘  絵画「麦わら帽子」 夏 井 智 和  絵画「サファリパークの動物たち」 今 野 里 子  自由表現「テーブルマット」 【奨励賞】(お名前のみ)  工藤 剛    佐々木 正則  斎藤 努    O.M  菊池 俊太郎  川田 直政  和田 紀夫   逢い貼り絵グループ  秋田回生会病院デイケア  小川 紀子   M・S  中野つくし苑  奥山 太郎  熊谷 雪子   ごろりんはうす一同 7頁 県内各地に広がる障害理解の大きな輪  県内の小中学生を対象に開催している「障害理解教室」は、今年度で7年目を迎えました。当事者団体の会員による講話のほか、車いすの乗車体験やアイマスクを着用した歩行体験等を通じて、障害を持つ方々の日常生活の苦労を知り、困っていたら助けたいという、人を思いやる子どもたちが増えてきています。     〇   〇   〇  昨年は「小中学生向けの内容で構わないので、ぜひ開催して欲しい」との依頼を受け、初めて高等学校で理解教室を実施しました。  申し込んでくださったのは、県立増田高等学校です。「最近よく耳にするけれどよく分からない」という発達障害や知的障害について学びたいということでしたので、こまちほ〜ぷ隊(全国手をつなぐ育成会啓発キャラバン隊秋田支部)にご協力をお願いしました。  ほ〜ぷ隊では、高校3年生が対象ということを踏まえ、小中学生に行う疑似体験に加えて、障害の特徴や特性等の基本知識の説明を高校生向けにアレンジして行いました。  隊長の平野正子さんは、「間もなく社会に出られる皆さんということもあり、とにかく眼差しが真剣でした。今後の人生でこの体験が役に立ってくれることを願っています」と手ごたえを感じたそうです。     〇   〇   〇  令和7年度は、6月から12月にかけて開催し、延べ55校、2399人の児童・生徒が参加しました。実施校数は初めて50校を超え、北は大館・北秋田、南は湯沢・羽後と県内各地で実績を残すことができました。  来年度も各種団体からご協力をいただき、障害理解の大きな輪を県内の隅々にまで広げていきたいと思います。 言葉を使わず、ジェスチャーのみでイラストの内容を伝えるという「伝わらない体験」に取り組む高校生(「知的・発達障がいの疑似体験」より) 盲導犬との暮らしや視覚障害者の日常生活について講話する秋田県盲導犬使用者の会の舩木修会長 善 ?意 令和7年12月 Tianma Japan 労働組合?様 23,272円 北都銀行 職員組合?様 20,000円 皆様のまごころありがとうございました。 8頁 令和7年度いきいきボッチャ大会(秋田県軽スポーツレクリエーション大会)を開催しました。  7月26日に秋田県社会福祉会館2階「体育館」・「展示ホール」を会場に開催しました。  障害の有無にかかわらず誰でも参加できるオープン大会として、市町村身障協会はもとより、障害者支援施設やその関係者、ボッチャの愛好者グループなど24チーム計94名が参加し、試合中は歓声や拍手が飛び交い、お互いにアドバイスし合うなど、交流を深めながら大いに盛り上がりました。  各チーム熱戦を繰り広げた結果、決勝トーナメントにコマを進めたのは、「TKS」、「チーム本荘」、「ベアーズ」と「さきほこるA」の4チームで、激闘を制して見事優勝を掴んだのは「TKS」でした。おめでとうございました。 いきいきボッチャ大会競技結果 優 勝 TKS   (大館市) 準優勝 ベアーズ  (由利本荘市) 第3位 さきほこるA(秋田市身体障害者協会) 【決勝トーナメント表】 Aリーグ1位 TKS優勝 Cリーグ1位 チーム本荘 Bリーグ1位 ベアーズ準優勝 Dリーグ1位 さきほこるA 三位決定戦 (A・Cの敗者)チーム本荘 (B・Dの敗者)さきほこるA第3位 9頁 令和7年度秋田県身体障害者相談員連絡協議会研修会を開催しました。  12月8日に秋田県心身障害者総合福祉センターで、約40名が参加し秋田県身体障害者相談員連絡協議会研修会を開催しました。  最初の講演では、県警察本部生活安全部生活安全企画課犯罪抑止対策係巡査部長の佐藤公一様から、「特殊詐欺等の被害防止について」と題して、投資詐欺・ロマンス詐欺の手口やデモンストレーションを行っていただきました。  スマートフォンにニセの警察官の写真や逮捕状の画像が送信されるという実演を目の当たりにし、手口の巧妙さに驚かされた方も多かったのではないでしょうか。県内で連日報道されている特殊詐欺事件への関心は高く、参加者は興味深く聞き入っていました。  また、県子ども・女性・障害者相談センター児童女性相談部女性相談支援課課長の武田真穂様による「女性相談(DV相談等)について」と題した講演では、センターに寄せられる相談内容の概要と支援の留意点について解説していただきました。  DV相談では、身体的、精神的等複数の暴力が重なっているケースがあること、二次被害を防ぐために被害者の立場を理解し、寄り添い、責任を求めないことなどを学びました。 説明を行う県警察本部生活安全部生活安全企画課犯罪抑止対策係巡査部長の佐藤公一様(右) 詐欺の手口のデモンストレーション 説明を行う県子ども・女性・障害者相談センター児童女性相談部女性相談支援課課長の武田真穂様(右) 10頁 草取り・剪定で地域貢献〜藤里町身体障害者協会の取組〜  藤里町身体障害者協会では、地域貢献を目的として、毎年春と秋に奉仕活動を行っており、今秋は10月17日に行いました。  直前に熊の出没情報があったことから、安全面を考慮し活動場所を藤里町総合福祉センター敷地内に変更して、草取りと剪定作業を行いました。当日は7名の会員が、清々しい秋晴れの中、住民にセンターを気持ち良く使っていただくために、1時間程汗を流して頑張りました。  活動後は、町内の飲食店で昼食をとり、世間話に花を咲かせながら、会員同士で親睦を深めました。 (藤里町身体障害者協会 事務局?菊地) 障害者110番〜相談を問題解決のきっかけに〜 電 話 018−863−1290 FAX 018−863−1296  障害者の権利擁護に係る相談窓口を常設するとともに、弁護士による専門相談を実施して、当事者やご家族等が抱えるどんな小さな悩みや問題にもプライバシーを守りながら対応します。お気軽にご相談ください。 【相談窓口受付日時】 月曜日から金曜日まで(9時から16時まで)で時間外は、FAXで受け付けています。 【弁護士による専門相談】 令和7年度は、偶数月に実施してきており、今年度最後として、2月17日(火)の午後1時から午後3時まで、秋田弁護士会に所属する弁護士による無料専門相談を実施します。 【場所】 県心身障害者総合福祉センター1階 (県社会福祉会館内) ジパング倶楽部会員募集  JR東日本では、身体障害者手帳をお持ちの男性満60歳以上、女性満55歳以上の方を対象に「ジパング倶楽部特別会員制度」を設けています。 ?◇入会金 無料 ?◇年会費 1,400円 ?◇加入期間 1年間  会員には、身体障害者手帳では対象とならない特急券の割引(条件付き)や第一種障害者に同行する介護者の方の割引などの特典があります。詳しくは、当協会までお問い合わせ下さい。 TEL 018−864−2780 FAX 018−864−2781